Core か Scale か

昨日書いた TrueNAS サーバーですが、これまでは TrueNAS Core をつかっていました。この Core は FreeBDS をベースにして開発されており、歴史も長く安定しています。本来ならそれで十分なのですが、 2022 年 2 月に Debian をベースにした TrueNAS Scale がリリースされました。こちらも無料で使うことができます。

新しもの好きの血が騒ぐ

Debian をベースにしているということ。基本的な使い勝手は Core と変わらないこと。全く新規に構築すること。そして何より私自身が、新しいものが大好きである事から TrueNAS Scale を採用しようと思っています。

ただ、 Scale の情報が少ない。きりしま屋さんのところにもインストール方法などの記事はあるものの、運用となると目立った記事はない。きりしま屋さんのみならず、他のサイトさらには英語圏のサイトも検索したが、主だったところはインストールと初期設定など。まとまった情報は TrueNAS のディスカッションフォーラムぐらいかな。ポツンポツンと情報が散在しているのですね。まぁ、 2022 年 2 月にリリースされたばかりなので、まだそれほど情報が行き渡っていないということです。

i3 マシンは 8GB の RAM しか積んでいないため、仮想マシン (Scale では Core よりも安定して仮想環境を使えるらしい ) を実行するには力不足です。 16GB × 2 ぐらいは必要になるんでしょうか。 DDR4 メモリは価格が安定しているので、 32GB でも 1 万円プラスアルファで購入できます。仮想マシンで遊ぶのは楽しそうなので、 PC ケースよりもこちらが優先になるかな。

TrueNAS Scale で準備中

安定の Core を取るか、新規で Debian ベースの Scale を取るか。新しもの好きの私としては、後者になってしまいます。 USB メモリに Scale のイメージを書き込むべく現在 iso ファイルをダウンロード中です。そしてこれがやけに遅い。 1.6GB と通常の Linux ディストリビューションに比べると小さいのですが、かれこれ 40 分。まだ半分です。リソースの割り当てが小さかったりして。

USB メモリに書き込んで、 i3 マシンにセットすればインストールは可能です。ハードディスクが届いていないので、インストールはしませんが、インストールそしてセットアップと来週は Scale で終わりそうです。インストールしてしまいました。

ハードディスクが来ていないので、見るだけですが、アイコンが違いますね。 USB 接続した 2TB × 2 のハードディスクで Pool( いくつかのハードディスクを束ねてひとつのくくりとしたもの ) を試しに作ってみます。

Pool 作成と削除

実は最初半端なサイズのハードディスクを 2 台つなげて Pool を作成したのですが、 2TB × 2 のハードディスクをつなげる USB ポートがないことに気がつき、削除しようとしたのですが、その方法がよく分からず、右往左往しました。メモしておきます。

次の予定

• 4TB × 4 の Pool を作成して、こちらを本格運用。
• 2.5G イーサーネット基板を Scale 側に移植。
• 実は 2.5G イーサーネットが使えるという記述がどこにも見当たらないので、使えるかどうかテスト。
• 現在、 iMac に直接つなげているハードディスクに保存している各種ビデオを Scale NAS に移動。
• メモリ増強 ( スロットが 2 つしかないので、今ある 4GB × 2 を外して新たに 16GB × 2 にする ) 。
• Scale NAS にアプリを組み込んでテストする。
• PC ケースに組み込む。同時に電源を交換。

さてどこまでできるでしょうか。