ステージマネージャーの使い勝手

難点も多々ありそうだけど、総じて合格点なんじゃないかな。昨日、ステージマネージャーを ON にして以来、ずっとそのままにして使ってきました。使いにくい点やここはいいぞという点を述べていこうと思います。

使いにくい点

6 ヶしかアイコンが表示されないのは難点のひとつ。アイコンを重ねると、グループが生成されてそのグループでファイルなどのやりとりをするのかな? ディスプレイの解像度を上げても 6 ヶのアイコンしか表示されない。アイコンを小さくしてしまうと視認性が落ちるので、 Apple はいやだったんだろうね。はみ出してしまったアイコンはアクセスできないので、ドックから開くことになるのでしょう。アイコンがはみ出してしまったときに上下に矢印でもあればそこから消えたアイコンを表示できるのでしょうが、そういう機能はなし。ステージマネージャーとドックは一体ですかね。


Finder をアプリのひとつにまとめてしまったのは、もう一つの難点だと思うな。 Finder のあるフォルダとアプリケーションが密接に関係しているので、グループを作ると、他のアプリとの連携に支障が出る。 Drag&Drop すればアプリにファイルを渡せるかもしれないけど、対応してないとダメだよね。 Finder のウィンドウ一つ一つをアプリと同じにするわけにも行かなかったんだろうし、シンプルな使い勝手を望むからそうしたんだろうね。 Finder だけは特別扱いして欲しかったな。

個人的に必須のオプションが、デスクトップに Finder を表示させること。 Drag&Drop アプリケーションをいくつかデスクトップに置いているので、これを使えないと面倒くさい。 Finder でデスクトップを表示させてそこに Drag&Drop するというのはなんとも悲しくなってしまう。左側にステージマネージャー。右側に Finder のデスクトップ。これが私の理想型です。

システム設定アプリが、 iPhone の設定アプリのように縦長の多項目になりました。慣れればいいのかもしれませんが、しばらく慣れないなぁ。ステージマネージャーの ON/OFF も「ディスプレイとドック」の中にひっそりとしまわれていて、検索窓で探して ON にしました。 Finder を表示するオプションはそこから更にクリックして出てきます。

私はステージマネージャーを常に ON にして使っていますが、 OFF にしたいときもあるかと思います。コントロール・センターのモジュールスイッチにステージマネージャーをメニューバーに表示するオプションがあります。メニューバーに表示されたアイコンをクリックすると ON/OFF の切替ができるようになります。これも、ステージマネージャーのオプションに移動して欲しいなぁ。

たくさん使いいにくい点を書いていますが、フルスクリーンにしたアプリケーションとステージマネージャーのリンクがない点ですね。アプリケーションをフルスクリーンにしてしまうと、当然ですがステージマネージャーは消えてしまいます。そして、ステージマネージャーのアイコンからも消えるんですね。コマンド+タブでアプリケーションを切り替えることで、フルスクリーン or ステージマネージャーという具合に切り替えるんですが、イマイチ統一性に欠ける状態になってしまいます。ステージマネージャーアイコンの表示エリアを除いてフルスクリーン。とか、そういうかたちがあってもよかったのかな。

使いやすくなる点

アプリケーションの切替は、楽になりますね。最近使った 6 ヶに限定されてしまいますが、サクサク切り替えられて、大変ラクです。

サクサク切り替えられることの弊害でしょうか。アクティビティ・モニターを見ると、 CPU 使用率がギザギザになっています。私は以前から BOINC を 30 %ぐらいで動かしているので、使用率が通常よりも高くはなるんですが、おそらく、アプリケーションの状態をセンスしているんでしょうね。 50 %ぐらいまでギザギザになります。

私の iMac は 16GB のユニファイド・メモリを積んでいますが、 16 個のアプリケーションを開いていても、 12 〜 3GB 程度に収まっています。メモリ使用量に関しては優秀だと思います。

思いのほか便利です。これは使ってみないとわかりませんが、使いにくい点を差し引いてもすんなり私の操作になじんでくれました。 Launchpad ・ Misson Control と組み合わせるとかなりいい感じです。合う合わないはあると思いますが、私はこのまま使い続けると思います。


ファーストインプレッションではありますが、ザックリ印象を書いてみました。使いにくい点を差し引いてもなかなか優秀だと思います。今後のブラッシュアップに更に期待したいと思います。

投稿者プロフィール

kaizawa
kaizawaブロガー
新潟県在住。1964年生まれ、東京オリンピックの年ですね。
突然燃え上がったり、鎮火したり興味の波が激しいので注意が必要です。

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