Raspberry Pi 4B 使い勝手

写真は Amazon さんで購入した Fan 付きのケースに収めた 4B です。表面に張ってある保護シールが剥がれづらかったので、なんと剥がずに使っています ( ズボラですね ) 。

別の用途に購入していた SSD をつないで、こちらにシステムとホームを移してあります。基本 SSH 接続で使っているのですが、サブモニタを切り替えれば 4B のデスクトップが表示されるようにしています。そのデスクトップ上での使い勝手を報告しますね。

Office ソフトの使い勝手

まず、フォントと ibus-mozc をインストールします。

sudo apt-get install ibus-mozc fonts-noto

私は LibreOffice をインストールして使ってみましたが全く問題ないですね。動作もキビキビしていてもたつくところはありませんでした。もっとも、 3B+ に関しても Office ソフトは問題なく使えましたから、 4B で使えないという道理はありませんね。

私があまりデスクトップ環境で作業しないせいもあるのですが、なんか日本語環境がおかしいんですよね。 ibus-mozc の環境がおかしいのかもしれませんね。候補が変なところに出てくるんです。なので「一応」入力ができると。ちなみに、 LibreOffice のメニューが英語ですが次のコマンドを入れると日本語になります。

sudo apt-get install libreoffice-l10-ja

YouTube の閲覧は?

さて、ネットワークも早くなったということで、フルスクリーンでの YouTube 閲覧はどうかやってみました。これも問題ありませんね。あんまり負荷をかけるようなソフトを思いつかないので、 BOINC をインストールしてみました。 BOINC というのは、パソコンの使っていないときのパワーを科学計算などで役立てようというもので、宇宙人からの通信電波を探すというプロジェクトが有名だったりします。私はひねくれ者なので Einstein@home というプロジェクトに参加しています。で、 BOINC にはマシンパワーの何パーセントを割り当てるかという設定があるのですが、あえて 100 % BOINC に割り当てた状態で YouTube を閲覧してみます。

上の写真は BOINC100 %設定での YouTube1080p の閲覧状態を撮したものです。キャプチャー環境を作るのが面倒だったので静止画ですが、結論から言うと立ち上がりこそもたつきますが、いったん再生してしまえば全く問題ありませんでした。

まぁ、実を言うと BOINC が優秀で、 YouTube の再生に合わせてパワーを割いてくれていたようです。それでも同じ環境で、 3B+ は再生にもたつきを見せていただけに、パワーに余裕があるんだろうなという感想です。

同じ環境下でのケースに入れない状態だと 4B の温度は先日のベンチマークを取ったときと同じく 70 ℃越えの値を示していました。今回 Fan 付きのケースに入れてみると、 60 ℃に届かない。 Fan の効果は絶大でした。

普段使いのパソコンの代用になるか

もったいつけてもしょうがないので、結論から言うと Office ソフトを使ったり、 YouTube を見たりというような使い方なら下手なパソコンを購入するよりも良いかもしれないなぁと思います。もちろん、動画を編集するんだ。というような使い方は×です。パワーに余裕があるとは言え、動画編集なんぞというパワーはありません。

私は Linux パソコンとして使っています。 SSH で画面を表示せず、簡単なプログラムを書いてコンパイルするとかそういう使い方をしています。そういう使い方においても 3B+ 以上の性能を見せています。

普段使いのパソコンの代用になるかと言われれば、ちょっと以前 (5 〜 6 年前の ) パソコンの代用ならできるんじゃないかなと考えます。何せ小さいですからね。スケールファクタ抜群ですよね。

ちょっと不安事項

で、この記事を書いている最中に、気になることを見つけました。私の使っている SSD は USB のバスパワーで動いています。その他には Ethernet ケーブルとマウス / キーボード用のドングル。 microHDMI 。今はこれだけです。

にもかかわらず、画面の右上にチラチラと稲妻マークが表示されているじゃありませんか。電源には 3A のアダプタを使ってます。それでも電力が不足気味ということになりますね。もっと余裕のあるアダプタを使わなければならないんでしょうか? ちょっと不安になってきた。


「オレのCDはお金と引き換えにお渡ししますよ」

高田純次

投稿者プロフィール

kaizawa
kaizawaブロガー
新潟県在住。1964年生まれ、東京オリンピックの年ですね。
突然燃え上がったり、鎮火したり興味の波が激しいので注意が必要です。
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