C2D の Mac mini2009 で動かしている Linux ディストリビューション、 PeppermintOS が Peppermint 9 から Peppermint10 になりました。早速導入してみました。
リリースノート - Peppermint – Linux デスクトップ OS 詳しいリリースノートはこちらを参照してください。基本的には Ubuntu 系 18.04 LTS に基づいています。 Core 2 Duo 2GHz という、今となってはかなり遅い環境下でもサクサク動く軽さが魅力です。
Peppermint 10 の iso ファイルをダウンロードして USB メモリに書き込み、 Mac mini2009 の場合、オプションキーを押しながら再起動させてやると USB メモリからインストーラーが起動します。ここまでは何の問題もありません。実は私の Mac mini2009 は DVD ドライブが不調で、ドライブが本来あった場所に SSD を組み込んであります。 SSD(160GB)+HDD(1TB) という構成ですね。 HDD が内部バス上 1 番になり、 SSD が 2 番になっています。これがインストールの時にちょっとした問題につながります。
データが入っていたのは HDD ですが、このデータをバックアップしてインストールに備えます。インストーラーは以前のバージョンでは日本語をインストールしようとすると文字化けしてしまうというトラブルがありましたが、このバージョンからは何の問題も無く日本語が通ります。簡単な質問に答えていくだけでインストールは完了するのですが、先に述べた内部バスの順番がトラブルの原因になります。システムは SSD に入れたいので SSD を選択。ところがブートシステムをインストールできないというエラーが出てしまいます。内部バスの順番が 2 番のところにシステムをインストールしようとしていることが原因になっているようです。素直に内部バスの順番を入れ替える ( ハード的に SSD と HDD の位置を入れ替える ) ことですんなりインストールできるように思うのですが、 Mac mini2009 をバラしてやるのはなんともめんどくさいので、ブートローダ (UEFI) の位置をあらかじめ指定してやることでトラブルを回避した。
この部分でインストーラーを 3 回回しているのはご愛敬というところかな。ブートローダの問題が無くなれば、後は待つだけ。トータル 30 分ぐらいでシステムを再起動できるところまで持って行けた。元の環境に戻すのに更に 30 分ぐらい。データを書き戻してやるのに 1 時間ぐらい。通常の環境ならもっと早くできたんでしょうね。
使い勝手はデフォルトの壁紙が変わったこと以外、あまり変わっていません。相変わらず、ローレベルの環境にもかかわらず、サクサク動いてくれています。素晴らしい。使い込んでいけば Peppermint10 ならではのところが出てくると思われますが、今のところ旧バージョンとの差異は感じません。
ということで、 Peppermint10 の紹介でした。とっても良いディストリビューションなので、 1 度使ってみてください。
人間は猿よりも一ミリ上である。豚よりも一センチ下でないとすれば、だが。
ピオ・バロジャ
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