この話題ばっかりですが、 2.5G イーサーネットは大変快適です。快適だからこそ対応した機器を揃えたくなる。現在は、ファイル転送を伴う機器はほぼ全て 2.5G イーサーネットにしてしまいました。
1G イーサーネットよりも帯域が広い
インターネット回線は 1G です。ここはおそらく変わらないでしょう。対してローカルネットはほぼ全て 2.5G イーサーネットにしてしまいました。 1 対 1 の瞬間速度よりも、 1 対多での速度低下が少ないことがメリットだと思っています。私の環境は iMac を中心としています。 Torrent をやりとりしているのは Windows マシンです。インターネットはこの 2 台でシェアしている状態です。他の機器は iMac とデータをやりとりしているわけですが、ここが 2.5G イーサーネットになりました。
瞬間速度に関しては正直言うと思ったほどでもありません。 2.5 倍になるはず ( 理論上は ) ですが、それまでのギガビットと比べると、体感で 5 割増し。数字ではもう少しでてる感じです。ただ、複数のマシンから同時にファイルを移動 ( めったにないですが ) したりすると、その 1 つ 1 つの速度低下がありません。これがメリットとして一番大きいかな。体感では全てにおいてキビキビしてます。いい感じです。
価格対効果では微妙かもしれない
では価格対効果ではどうかというと、まだまだ 2.5G イーサーネットは構築コストが高い。例えば、スイッチングハブでいうと、今回私が使ったプラネックスのスイッチングハブは、 9,800 円です。ギガビット対応でよければ、 2,000 円でおつりが来ます。プラネックスのスイッチングハブは現在ぶっちぎりの低価格を売りにしています。他のスイッチングハブは軒並み 2 万円前後。スイッチングハブだけで見ると 10 倍にもなることになります。
2.5G イーサーネットに対応させるためには更にアドオンの基盤やコネクタが必要です。こちらはだいぶ価格がこなれてきていて 3,000 円も出せば何とかなります。最新の Windows マシン用のマザーボードではミドルエンド以上で 2.5G イーサーネットがついているものが多くなっています。 10G イーサーネットはまだまだ先の技術と思いますが、 2.5G イーサーネットはもう少し価格が落ち着いてきてもいいように思うんですけどね。
価格対効果でみると正直微妙かもしれませんね。
今後に期待
スイッチングハブが安くなってくれば、もっと気軽に構築できるんですけどね。 Windows マシンでは新たに作るときには標準になりつつありますし、 TrueNAS サーバーは Core では一手間二手間かけなければいけませんが、 Debian をベースにしている SCALE ならば、手間をかけずに対応しています。市販されている NAS にも 2.5G イーサーネット対応のものが増えてきています。ただしまだ価格は高いですね。
10G イーサーネットは現時点で素人が手を出せる領域にありません。今回ネットを構築する上で CAT6 のケーブルを使いました。 CAT5e でもいけるという話もあります。 10G イーサーネットだとスイッチングハブだけではなく、ケーブルも CAT7 が求められ相応に高いです。さらにはケーブルの長さにも制限が出てくるそうです。まだまだ 2.5G イーサーネットが高速イーサーネット環境の本命であるのは間違いないと思います。
回線の瞬間速度が出ないという話も書きましたが、間違いなく速度アップはしています。もう戻れないというか、戻りたくない程度にね。そう考えると 2.5G イーサーネット構築は必然だったかなと思っています。
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