動画は思考を停止する

最近 YouTube を見ている時間が増えてきました。そうすると、あまり考えなくなるみたいです。動画って中毒性があるんですね。 YouTuber が増えるのも納得してしまったりします。

こどもの憧れの職業

YouTuber がこどもの憧れの職業に名前を連ねるようになって結構立ちますね。ちょっと書いたとおり、動画って中毒性がある気がします。なので動画を見るこどもも増えている。それで稼げるようになるんなら、そんな素敵なことはない。何より楽しそうだ。なるほどですね。

YouTuber の中には、人に迷惑をかけたり常識的な行動を否定して面白がっているのもいます。そんな輩に憧れるってぇのは、ちょっと考え物ですが、現実的にそれで生計を立てている人たちがいるんですから全否定するわけにもいかないのかな。ただ、 YouTuber の収入は Google AdSence によるところが大きいはずですけど、もし Google が方針を変えたらどうなるんでしょうね。ここまで来て YouTuber に利益を分配しないとか言うと大変なことになるとは思いますが、そうなったら YouTuber はどうするんでしょう。危ういですね。

99% が全体の 30% の動画によって生み出されている

いまだに大きな影響力を持っている地上波テレビ放送ですが、衰退が言われています。その受け口になっているのが、 YouTube をはじめとするネット配信ですね。どちらも動画をコンテンツにしています。ダラダラ見ていても、必死に見ていても同じ時間を消費します。読書などはかなり集中しないと読んだものが自分のものになりませんよね。中には速読して読んだ気になっている人もいますが…

動画コンテンツって、時間を食い物にします。あまり「ながら見」というのは成立しないと思うんですね。ラジオなんかだと「ながら聴」が可能だと思うんですが、動画コンテンツはちょっと難しい。そういう意味で、時間を食い物にする。という感覚を私は持ってしまいます。 YouTube は特別意識しなくとも見続けてしまいますね。テレビ放送と違うのは、選択肢が豊富だって事でしょうか。まぁ、それも動画コンテンツの視聴時間は「 99% が全体の 30% の動画によって生み出されている」そうですので、自然と話題になっているコンテンツに集まるって事なのかもしれませんね。

動画は悪か?

否定的なことを書いてきましたが、動画が悪であるとは言っていません。中毒性があるというのは身をもって理解したつもりです。かつてのテレビ放送でも、視聴時間を制限することで他のところに注意を向けさせようとする試みがあったと思います。必ずしも成功したとは言いませんけど。インターネットの動画コンテンツに関しても、同様に時間を制限するような気持ちで見ていかないと、延々と見てしまうかもしれません。

経済的な制約があって実際にやっていたのは少なかったかもしれませんが、新聞などでも論調の違いから複数の新聞を読んでいくのが望ましいと言われていました。革新的な立場、保守的な立場そしてその中間。新聞の中にも違いがありました。テレビ放送でもかなり中和された形でしたが、革新的な放送、保守的な放送が存在していました。動画コンテンツにおいても、同じですよね。バカ騒ぎしているコンテンツもありますが、真面目に意見を述べる動画もあります。ただ、すごく残念なことに清濁併せ呑むではないですが、その意見の出所がはっきりしていなかったり、解釈を誤っているものも多く存在します。

人間自分の好みに合うものを自分の手元に引き寄せる傾向がありますが、テレビ放送しかなかったときにはせいぜい数チャンネルの選択肢だったものが、ネット動画では数千数万の選択肢が選べます。その中で自分の好みだけに偏った見方をしていると、片寄った主義・主張になっていく危険があります。

インプットだけでなく、アウトプットも

動画コンテンツを見るだけではなく、自分でも動画コンテンツを作ってみる。そうすることで今のコンテンツの矛盾点だったり、いいところが見えてくるかもしれません。何も動画ではなくとも、絵を描くのが好きなら動画を見て感じたことを漫画にしたり、絵画にしたりするのもいいですね。私はブログに書いたりします。

見ただけだと自分の中を通過するだけですが、アウトプットしようとするといったん自分の中に収めなければなりません。アウトプット大事です。バカ騒ぎしているコンテンツだと残るものは大したものじゃありませんね。自分の中に残る何かを見つけるためにいろんな動画を見る。これはいいのかもしれません。ただ、中毒性がある事には注意しなければならないと思います。


どんなことをして視聴者を集めているのかと思ってたんですが、大して心に残るようなものはありませんね。面白いことは面白いのですが、だからどうした。でクエスチョンマークが出てきてしまうものが多かったです。面白いけどね。

投稿者プロフィール

kaizawa
kaizawaブロガー
新潟県在住。1964年生まれ、東京オリンピックの年ですね。
突然燃え上がったり、鎮火したり興味の波が激しいので注意が必要です。

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