サーバーを必要とする点で Windows365 とは根本的に違うわけですが、自宅のサーバーを安全に外出先からアクセスしたいという用途では十分使えますよ。 NTT と IPA が組んで作り上げたものです。名前ダサいけどね。
シン・テレワークシステム
名前だけじゃなく、 Web サイトの説明画面もダサい。センスないですよ。まぁ、センスはともかくとしてこれまでも一時的なリモートデスクトップ用途は Chrome のとか他にもあったはずです。なので、新鮮味はないんですが、 NTT と IPA が組んでるというところでも安全性は一応担保されているとみていいと思います。そこが一番のポイントかな。
そして、これまではサーバーマシンが Windows10/8.1/7 などが必要で、クライアントソフト側も Windows が必要だったんですね。それが HTML5 を使ったクライアントソフトが可能になったことで、 Mac/Chromebook からも接続可能になりました。実用的になったって事でしょうか。
Windows365 の場合は …
Windows365 の場合は、サーバーマシンそのものが必要なくなりますね。これ大きい。正確にはサーバーマシンは Microsoft のサーバー上にあるようなものです。ただ、 Windows365 の場合はローカルマシンとのシンクロに関してはまだ語られていませんね。 Windows365 で完結するのならいいのですが、実マシンというか、ローカルマシンというかが必要になるケースが出てくると思います。
であれば、実マシンにシン・テレワークシステム ( ホント、ダサい ) を仕込んでおいて外部からアクセスするってのもかなり実用的なんじゃないか。安全だし。何より無料だし。ただし、今のところ 2022 年 3 月 31 日までとされています。それ以降は使えない可能性が高い。
HTML5 を使っているけど、 iPhone からはダメっぽい
Chrome デスクトップを使った場合は、画面の大きさが違うことから使いづらいながらも、一応使えます。しかし、このシン・テレワークシステムの場合は iOS にはまだ特化されておらず、パスワード入力画面でキーボードが出てきません。外付けの物理キーボードをつなげばうまくいきそうですけどね。
冒頭に上げた写真は実際にシン・テレワークシステムにアクセスしたものなんですが、このシステム ID と PASSWORD だけで ( もっと高度な認識システムも選択可 ) だけで接続するんですが、 ID がアドレスバーに表示されてしまいます。これやめて欲しいなぁ。パスワードに難しいものを入れればいいというのも一理あるんですが、 ID も非表示にしておいて欲しかったです。
常用するかというと微妙だったりしますが、選択肢は色々あっていい。私はモバイル機器というと iPhone と MacBook Air ということになるんですね。 MBA を使う場合には有力な選択肢になり得ると思います。期間限定なのが残念だけどね。
Chrome デスクトップがあるので、絶対必要というわけではないけど、通信が安全なのはいいですよね。
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