Apple Silicon を搭載する Mac は年末には登場すると発表されていますが、その Silicon がデベロッパー・プログラムで提供される A12Z であるとは発表されていません。もともと、 A12Z は iPad 用に開発されたもので、環境が異なる macOS に最適化されていないと思われます。 Apple Silicon はチップの中に、色々なコントローラーを内蔵していますので、 iPad 用と macOS 用でチップが異なるのは何ら不自然なことではありません。
本来出回らないはずのデベロッパー・プログラムの Mac mini のパフォーマンスに関するデータもネットに出てきています。
DTK 版 Mac mini の Geekbench によるベンチマークスコアが、記事作成時点ですでに 22 件報告されています。それによると、シングルコアでのスコアは平均で 800 ~ 850 ほど、マルチコアでのスコアは 3000 弱となっています。
https://gigazine.net/news/20200630-a12z-mac-mini-benchmark/
Rosetta2 を使ったものですので、数十%のパワーダウンは考えなければならないところで、 A12Z を使った Mac mini のパフォーマンスはおおよそ MacBook Air 程度では無かろうかと言われています。現在ネイティブなソフトウエアは皆無に等しい訳で、これらか次第にわかってくるものと思います。
ハードウェアを直接叩いていると思われるベンチマークソフトを Rosetta2 があっさり実行してしまうところなどは、さすがに自信を持って発表しただけに Rosetta2 のできは良さそうですね。更に別の記事では、
9to5Mac が「興味深い点」として指摘しているのは、 Geekbench ベンチマークスコアによれば、 DTK が搭載する A12Z Bionic が 4 コアである点です。 A12Z は本来、 8 コア構成です。
https://iphone-mania.jp/news-298646/
Rosetta2 が 4 コアしか使わない仕様なのか。デベロッパー・プログラムで提供されている Mac mini が 4 コアに限定しているのか。その辺もわかりません。
わかっているのは、年末に向けて正式な AppleSilicon を使ったマシンが出てくること。デベロッパー・プログラムで提供されている Mac mini は 2,020 年のローエンド MacBook Air 程度のパフォーマンスであることぐらいで、ほとんどがわからないことだらけです。
個人的にはもっとも使う頻度が高い Finder の動作速度・ Safari の出来などが興味あります。 Finder ・ Safari はネイティブなソフトですから、 A12Z の実力を測れると思います。デベロッパー・プログラムに申し込むのは、数年前からパスしていますが、今年はチャレンジしてみればよかったかなとも思っています。
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