ペットにしてみれば迷惑この上ない話ですけど、 2022 年 6 月 1 日からペットにマイクロチップ義務化が始まるそうです。しかし、問題点もたくさんありそうです。
すでに飼っている人は努力義務
こんな数字もあります。
義務化の対象となる犬や猫は約 41 万匹。一方、日本で飼われている犬や猫は推定で 1600 万匹です。
6 月から犬猫にマイクロチップ「“義務”と“努力義務”」 課題も
義務化されるのは販売などの流通段階みたいですね。すでに飼っている人は努力義務に過ぎません。さらには 1 万円前後のマイクロチップ装着費用は飼い主負担。すぐには効果が現れないのは目に見えてますね。何年も場合によっては何十年かして義務化されたペットが大多数を占めるようになれば、効果が出てくるんでしょう。結構気が長い話です。
犬・猫限定?
ペットとして飼われている動物は、やはり圧倒的に犬・猫になるかとは思います。しかしですね、ワニガメが公園の池で見つかったという話なんかを聞くと爬虫類はどうなの? とか言う話にもなってきますよね。生態系を壊すような動物をペットにしている人が飼えなくなったときに、トレースできるような仕組みはあるんでしょうかね。そっちもぜひお願いしたいな。
最初にも書きましたが、犬・猫にしてみれば人間の都合でマイクロチップを埋め込まれるわけで、迷惑千万ですよね。彼らが自分の意思を伝えることができたら、ホント迷惑だ。としゃべってるんじゃないかなと思います。
すぐには効果は出ないだろうけど
ペットをこれから飼うという人にとっては無責任な飼育放棄を抑止する効果はあると思います。新規で購入するペットにはマイクロチップが埋め込まれていて誰が購入したかが分かるシステムですよね。私はペットは飼わないので分かりませんが、可愛いと思って飼い始めたけど、大きくなって飼育が大変だ。とかいう理由で飼育放棄する身勝手な話が多少なりとも減ってくれれば、このシステムの効果はあったというものです。
すでに飼っている人は「努力義務」ですから、その何パーセントがマイクロチップ装着に動くのか今のところ分かりません。意識高い系の人だけかな。メールアドレスが必須という話でもありますよね。私の両親の世代になると、メールアドレスを持っていない。もしくは、持っていても理解していない。という人も多いと思います。まぁ、そのぐらいの世代の人だと自分の子どもよりもかわいがっている人が多いので、飼育放棄って事にはつながらないのかもしれませんね。
ペットを飼うということは命を預かるということ
私がペットを飼わないのは、「飼う」ということは命を預かるということだと思っているからです。私、そんな大それたコトできません。ペットの死に立ち会うのはつらいですよね。私根性なしなので、耐えられません。なのでペットを飼うという行為には至らないんです。
犬・猫を可愛いと思う気持ちはあるんですけどねぇ。
飼育放棄する人にも言い分はあるかもしれませんが、ペットの側からしてみれば親に近しい飼い主の都合で飼育放棄に至るというのは、迷惑千万です。それに比べればマイクロチップ装着はましなのかもしれませんね。それでも、人間様の都合であるのは変わりません。
削除してしまって久しいのですが、以前のブログにもこの話を書いたことがあります。ただ、その時はペットがかわいそうだ。マイクロチップ装着なんて人間の身勝手だ。反対だ ! というニュアンスで記事を書きました。今は致し方ないかなと思っています。致し方ないかなと思ってはいますが、ペットにしてみれば迷惑ですよ。それを理解した上で、このシステムの効果が出てくるのを期待したいと思ってます。
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