終活について

私は 58 歳。まだ終活について考える年ではないと思っていたが、ひょんな事で考えることになった。社会人になってすぐにお世話になった人が亡くなったことからです。

友人の訃報から

6 月に友人が 59 歳で亡くなった。癌だった。見つかったときには転移しており、あっという間に逝ってしまった。コロナ真っ盛りであり、葬式には顔を出すことができなかった。花を出したぐらい。その後、奥様からそのお礼の手紙が来て、奥様とも知り合いだったこともあり、電話をしてみた。落ち着いていたのはよかった。電話口で泣かれたらどうしようと思っていたが、そんなことはなかった ( もちろん電話だからの話だろう ) 。

で、その奥様から実は困ったことがあると相談された。私もマックユーザーだが、故人も生粋のマックユーザー。使っていたパソコンを処分しようと思ったが、そこにしかない写真や動画などもあるとのことで、何とかならないか。ということ。パスワードなどは知らないし、奥様は機械には疎い。とのことで、相談を受けた。

使う人がいないからということで、宅配便で MacBookPro が送られてきてデータのサルベージ作業をすることになった。まぁ、その詳細書いても仕方ないので省略しますが、自分も考えなければならないなぁと思ったのです。

特に PC がらみのデータについて

私がいなくなったら、これまでメンテナンスしていた macOS 、 Windows 、 Linux さらにはこのブログなどクラウドデータは放置されることになります。ブログに関しては、年間契約になっているので、料金を払わなければ公開が停止されることになるのでしょうかね。データは消去されるんでしょうか。その辺細かなことはわかっていません。

自宅にある macOS や PC 達もその中にあるデータがアクセスできぬ状態になることが容易に考えられます。ほぼ 24 時間動かしているサーバーにもおそらくアクセスする人はいなくなりますね。こうした時、どうすればいいのでしょう。

今ザックリと考えているのは、それぞれの PC において一定期間アクセスがなかった場合、自動的に不必要なデータを削除するようなスクリプトを組んで動作させておく。というのがあります。入院とかの場合どうするのか。という問題はありますが、 1 ヶ月ぐらいのスパンで考えておけばいいのかな。削除という危険な作業が伴いますので、スクリプトは慎重にしなければなりませんね。

残しておきたいデータについて

削除してしまった方がいいデータは、 PC ないの個人情報や、ムフフなデータ(!)しかし、残しておきたいデータもあります。このデータに関しては処理が難しいですね。両親は PC に関してはほとんど無知ですので、伝言しても意味がありません。

最近では第三者に没後のデータを委ねるような手法もありますね。写真などは、先の削除スクリプトに続いて印刷するタスクを実行すればいいのかな。枚数が多い場合、用紙切れが考えられますね。難しいです。

銀行口座などのデータも問題が多いですね。私は投資信託を多く資産に組み入れていますが、これらを現金化したいという場合、パスワードや取引暗証番号などはどうすればいいでしょう。これらは自動化できませんね。

交通事故などで、突然死してしまう場合を考えていますが、ある程度時間がある ( 死を宣告されたなど ) 場合にそなえて今のうちに整理するリストを作っておくのも重要ですね。不養生な生活をしていますので、残された時間は他人よりも短いと考えていた方がいいと思います。人である以上、その時間がどのぐらいなのかわかりません。明日かもしれないしまだ十数年あるのかもしれない。

今できることから

整理するリストは作った方が良さそうです。有料のウェブサービスなど、いざとなったら思い出すのに時間がかかったりすると思います。削除に値するデータに関しては、その処理を考えておくことにします。

縁起でもない。と問題を遠ざけていると、もしもの時に残された人が苦労することになりそうです。

投稿者プロフィール

kaizawa
kaizawaブロガー
新潟県在住。1964年生まれ、東京オリンピックの年ですね。
突然燃え上がったり、鎮火したり興味の波が激しいので注意が必要です。

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