たとえ不満があったとしても

自民党の安倍元首相が狙撃され、死亡しました。私は安倍氏に関していい印象を持っていません。むしろ、日本の舵取りを誤った人物として認識しています。しかし、だとしても氏を狙撃してよいとは断じて思っていません。

理由じゃない理由

令和 4 年 7 月 9 日 ( 土 ) 現在、やれ母親が宗教団体に入れ込んでいただの、やれ安倍晋三がそこと関係しているので襲っただの、訳の分からない理由を供述しているようです。理由があるんならはっきり供述して欲しいと思います。思いますが、それが人一人を殺傷していい理由とはとても思えません。

SP ・ボディーガードは何をしていたんでしょうね。かなり近いところまで近づいて発砲したようですし、 1 発目と 2 発目の間には少し間が空いていました。守ることが彼らの仕事ですから、それをおろそかにしていたといわざるを言えませんね。

選挙期間中であったということ

過去においても選挙期間中に政治家が亡くなる例があり、大平正芳氏の場合は「香典票」と呼ばれた同情票も自民党有利に働いたとされることもある。大平氏の例をとらずとも、日本の政治においては「香典票」が動くことはよくある。テレビ放送においても過剰に放送が行われることで、自民党への投票につながるようなことが起こりうると思います。大きなニュースですから、放送するなとはいいませんが、過剰な頻度にならないように配慮して欲しいと思います。残念ながらそういった配慮は行われなかったと認識しています。

人が一人亡くなっているという事実をいったん置いて述べるとすると「何というタイミングの悪いときに犯行に及んだんだ」と言いたくなる。私は自民党が嫌いで、選挙権を頂いてから自民党に投票したことはない。期日前投票をもう済ませているので、投票について考えることはないのだけど、「同情票」「香典票」がどの程度影響するのか考えると頭が痛くなる。

不満があるなら選挙権を行使する・応援する

政治に不満があるなら選挙権を行使する。自分と考えが近しい候補を応援する。もっと言えば、自分で選挙に立候補する。それが民主主義であるし、正論だと思います。今回のような行為は、民主主義の根幹を揺るがすような行為です。人を殺傷することが可能な ( 改造 ) 銃の類いがいくつか見つかっているそうですね。計画的な犯行だと言うことでしょう。

政治に不満を持っているなら、それなりのステップを踏んで自分の考えを伝えればいい。自分の意見を代弁してくれそうな政治家の会合などに出席して意見を伝える。これならホントの一市民でもできます。私自身事実やってます。宗教団体に不満を持っているなら、その団体のアンチ団体 ( 調べればきっと出てきます ) に接触するのも手です。銃や火器を作れるならアンチ団体に接触するぐらいたやすかったでしょう。やるべきことは政治家に銃口を向けることではなかったはずです。


後味がとっても悪いですね。ぶっちゃけると安倍晋三がいなくなってもどうとも思いませんが、それによる自民党の議席増は胸くそ悪いです。

投稿者プロフィール

kaizawa
kaizawaブロガー
新潟県在住。1964年生まれ、東京オリンピックの年ですね。
突然燃え上がったり、鎮火したり興味の波が激しいので注意が必要です。
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